個人宅 ~松の剪定~

皆さん、こんにちは。

最近、ブログを書くことが楽しいです。
ブログで書く内容を考えながら仕事している時があるくらいです。
造園に興味のない人に対して読んでて楽しい、造園に興味が出たと言ってもらえる内容を目指しています。多少ふざけています。多少ふざけている文章を面白いなと思っているうちに知識が付いてしまうようなブログでありたいです。

今回のテーマは、庭木の中でも手のかかる、しかし手をかければかけるだけ美しい「松」です。
皆さんの中で「松」のイメージはなんですか?
僕は、造園業で関わるまでの松と言えば海辺に植わっている思春期並みにツンツンしたやつです。
思春期ってなんであんなにツンツンしているんですかね。
ビックリしますね。まあ、僕は思春期とか反抗期とかなかったことで有名なんですけどね。
あとは今は、神田伯山先生ですが神田松之丞先生の松の字ですかね。師匠の神田松鯉先生の松の字から頂いた名前のようですね。

どうでもいい内容が続きましたが、いよいよ「松」です。
剪定する際の注意点について書いていきます。
とりあえず、今回の剪定する松の写真です。


まずは、松の剪定時期についてです。
松の剪定時期は4月~5月と11月~12月です。年に2回行うと美しく維持しやすいです。

4月~5月にかけて「みどり摘み」を行います。
これは簡単に言うと、自然な樹形の維持を目的とした剪定で新芽を取る作業です。
新芽は時間が経つほど硬くなります。理想は手で摘まんで取れるうちに剪定をすることです。
松の剪定は待つなといったところでしょうか。違いますでしょうか。

そして11月~12月の剪定では、古い葉を手でしごき取る「もみあげ」という作業を行います。
日光を愛し、日光に愛された松は、とにかく日の光が当たるようにしてあげると喜びます。
古い葉によって日光が遮られることを避け、下の枝にも日光が当たるようにする作業を「もみあげ」と言います。さらに「透かし剪定」で日光を確保します。
「もみあげ」をしなかった場合ですが、下枝の日光の少ない部分から枯れたり、病害虫が発生します。

今のポイントを抑えて剪定した松の写真がこちらです。


すっきりして日の光がしっかり当たるように剪定しました。
昔、少し遠くにいる僕に向かって右手を空に向かってピンっと挙げ、「野口君、すっきりしたでしょう!!」と大きな声で話しかけてきたおじさんを思い出しました。
当時の僕は、わき毛でも剃ったのかよと思いましたが、よくよく考えたらきれいに刈った草のことを言っていたようです。
松もわき毛も草刈りもきれいに処理しましょう。

今日はこの辺で。また明日。