抜根 ~チェーンブロック~
皆さん、こんにちは。
今日は、ちゃんと寒いですね。雪予報まで出てきました。ここからさらに冷え込んでちゃんと冬らしい気温になっていくのでしょうか。このくらい寒くて焚火の匂いがするのが僕の冬のイメージなので嬉しいです。と言いつつなんとなく寒いのが嫌という矛盾との葛藤の時期でもあります。いわば僕のワガママです。とんでもないエゴだなと文章に書いてみて感じています。
さて今回のテーマは「抜根」です。
「抜根」は、なかなかハードです。今回は、抜根に際に使うチェーンブロックと僕が考えていることやコツについて解説していきます。
≪抜根とは?≫
抜根とは、読んで字の如く根っこを抜くことです。しかし刀を抜くように簡単に抜ける訳ではありません。土にしっかりと根を張っていると野草でもなかなか抜けません。中には枯れていて容易なこともありますが基本的に僕のところに来る依頼は自分では抜けないから来る依頼です。植物の偉大さと生命力に感服する仕事でもあります。
≪使用する道具は?≫
木やその場の状況によって難易度が変わります。簡単なものなら手で最大は重機で引っこ抜きます。
使用する道具(重機以外)は、スコップ、ツルハシ、ナタ、ノコギリ、チェンソー、バール、チェーンブロックなどです。
重機が入らないような現場で大活躍するのがチェーンブロックです。

≪チェーンブロックとは≫
チェーンブロックとは、滑車を使い対象物を持ち上げる道具です。
チェーンブロックによって持ち上げられる限界値が違います。僕は2トンまでのものを所持しています。
チェーンブロックは、僕のように外で使用する場合は、基本的に三脚(上記写真)とセットで使用します。
≪どうやって抜根するの?≫
今回はチェーンブロックを用いた抜根について書いていきます。
チェーンブロックがいかにトンレベルの性能があるといっても自然は僕らの想像を超えてきます。
ここからは僕の経験則からの話しです。
・幹回り10cm未満ならば少し掘って上手く引っかかれば簡単に引っこ抜けます。
・幹回り15cmを超えてくると根っこを切りながら持ち上げて何とかなります。
・幹回り30cm以上を重機なしで引っこ抜くのはかなり難儀になります。できないことはありませんが根っこ一本で2トン以上の力が必要になってくるのでチェンソーで太い根っこを切るなどの措置が必要です。
とにかく引っかかりを作ることがコツです。最高なのは木の下に通して真上に持ち上げることです。横に引っ掛けて倒して根っこを切っていくのも勝ちパターンです。

これは側面に引っ掛けて持ち上げている写真です。
上手く引っかからずにズリズリ上にずれてしまうことがあるので注意が必要です。
そして三脚は真上でないと危険です。横に設置すると三脚が倒れます。
とにかくチェーンブロックで持ち上げられない場合は、掘ります。掘って掘って掘りまくりです。
ということで明日のブログでは、掘って掘って掘りまくった時の抜根について書いていきます。
それでは今日はこの辺で。
また明日。ありがとうございます。