個人宅剪定 ~夏みかん~
皆さん、こんにちは。
なんだか一段と寒いですね。昨日の夜なんて雪が降っちゃったリなんかして。
積もったら仕事できないよ~なんて思ってたら積もらず終わりました。
日頃の行いの良さですかね。
さて、今回は夏みかんの剪定です。
早速、剪定する夏みかんの写真です。
なかなかの茂り具合でいい感じです。
楽しそう!
夏みかんの剪定で気を付けなければいけないことがあります。
それは時期です。
新芽の出る4月頃に剪定をすることです。
新芽を出すのに多大なエネルギーを使っている木に対して、剪定はダメージが大きすぎます。
剪定適期は、2月~3月です。枝や葉が横に広がるように剪定すると良いです。
一般的に夏みかんは、歩留りの良い年と悪い年が交互に来ます。
実のなった枝に実はつきません。4月頃に伸びる新芽をきちんと残し、古くなった枝を切り落とします。
相変わらず、写真の角度を変えるのやめたいです。
同じ角度から撮影できるようにならなければなりません。
今年の目標です。頑張ります。
新芽が出始める4月以降の剪定は危険と説明しました。
反対に適期(2~3月)に写真のように透かし剪定をするメリットもたくさんあります。
まず、目に見える効果として、風通しがよくなり日光が当たるようになります。
これは、病害虫発生を抑制し、木の健康を保つことになります。
また、見栄えもよくなり定期的な剪定などのメンテナンスで樹形を維持することが可能になります。
僕は、人も木も同じだと思っています。
木のほうが成長もゆっくりで寿命も長いものが多いです。感情や言語を駆使する人のほうが苦労が多いように思ってしまいます。
しかし、巨樹なんて呼ばれる木々は、千年という単位で様々なことを体験してきました。
乗り越えてそこに根を張っています。その長い歴史の中で隣に生えてた仲間は枯れたのかもしれません。木から学ぶこと感じることは、この職業を選択したから木と接する時間が長い分、余計に多いのかもしれません。
(ここから金八先生入ります)
「親」という漢字は、分解すると「立って木を見る」です。
ここから何を感じるかは人それぞれだと思います。
僕は、「親」という漢字を考えた昔の人の木に対するリスペクトとその木(例えば御神木やシンボルツリー)が見てきた自分の先祖に思いを馳せる親の顔を感じます。
なんか語ってしまいました。寒さのせいかな。
寒さに負けずにまた明日。