刈込み ~コノテガシワ~

皆さん、こんにちは。
今回は、コノテガシワの刈込みです。

コノテガシワという植物を皆さんも目にしたことがきっとあると思います。
大概、アパートの外構なんかによく使われています。

原産は、中国北部。高いもので10m程度まで成長する。
一年に1~2回程度、トリマーで樹形を整える手入れをすることが一般的。

そもそもコノテガシワという名称は、和名で「児の手ガシワ」と書きます。
葉が子供の手のようだから「児の手」
またコノテガシワの葉を米や麦を焚いて飯にするために使用していました。
つまり語源としては、炊ぐ(かしぐ)という行為からも来ています。
「児の手」に似た葉で米を「炊ぐ」ので「コノテガシワ」です。

1年に一回程度は樹形を整えていかないとどんどん大きくなっていき制御できなくなってきます。
大きくなりすぎてから小さくするようにすることも可能ですが数年計画です。

またこれは施主様の要望次第ですが、僕がコノテガシワを刈込むときに注意していることとして、刈込みすぎないことがあります。
刈込みすぎると中の葉は意外に茶色です。緑だと映えるのですが茶色だと枯れているようにしか見えません。
今回の刈込みは単に樹形を整えてとのことでしたので丸く整えていきます。

ここでもう一つ気を付けていることです。
実は、造園業で一番時間が掛かる作業は片付けです。
剪定、刈込み、伐採などなど、とても楽しいです。でもそれは3割です。後の7割は片付けです。
特にコノテガシワのような細かい葉がたくさん出る刈込みはブルーシートで地面を覆います。
僕が造園業を初めたときに驚いたことは、ブルーシートの扱いの上手さです。
いかに効率的に敷くかで作業効率も格段に変わってきます。

弱冠暗くなりましたが、こんな感じです。
ごみを残さないブルートシート使いで地面もなかなかきれいです。
考えて仕事すると楽しいし時間もあっという間です。掃除も効率を考えてやると楽しいです。

今日はこんな感じです。それでは、また明日。