個人宅 ~植栽 男結び(イボ結び)~
皆さん、こんにちは。
なんだか急に寒くなりましたね。
冬らしくなってきたので寒さを感じるためにめちゃくちゃ筋トレして上裸で庭に飛び出る野口です。変態ではありません。季節を感じるための儀式です。
さて、今回ですが植栽の施工記録です。
前回、植栽について記事にしたときに多少書いたのですが植栽の適期は、9月~11月と4~5月です。今、記事にしていますが実際に施工したのは10月です。
それでは、さっそく施工前のお庭の写真をご覧ください。
分かりやすく砂利ですね。
このお庭に木を植えていきます。
え!?この状態から植物って植えられるの!?
安心してください。砂利をどけて防草シートを切って黒土に入れ替えればあっという間に完成です。
今回、植える木はキンモクセイ、トキワマンサク、ヤブツバキ、クチナシ、オオムラツツジです。
いつもなら樹木のを解説をしつつ記事を書いていきますが今回は男結び(イボ結び)について解説していきます。
植栽したての植物は根が十分に張っていないため倒れやすいです。
そこで支柱に結び付けて根が張り安定するまでは固定します。
その時に支柱と木を結ぶ方法として、男結び(イボ結び)を使います。
男結びの解説をしていきます。
植えた植栽とそれ以外に用意するものとしては、支柱(竹)、シュロ縄、緑化テープです。
植えた植栽に対してだいたい斜め60~80度くらいで支柱を据え付けます。
据え付けうときに支柱がグラグラでは意味がありません。木槌で叩いて地面に差し込みます。
また、支柱(竹)には、向きがあります。地上から上に生えていた節ほど細くなっていると思います。向きは生えていた時と同じそのままの向きで使います。太い方が地面に突き刺さる感じです。
そしてここからはなんと男結び(イボ結び)の解説を文章でやっちゃいます。
まず、初手として将棋の藤井聡太先生が1手目を指す前にお茶を飲みますね。
勘のいい方はお察しのことと思います。シュロ縄を水で湿らせてください。もうビシャビシャで構いません。
僕なんかは水を張ったバケツにぶち込んでいます。
シュロ縄を水につけている間に藤井聡太先生なら手をふき身支度をすると思います。
八冠王がやるんです我々も参考にさせて頂きましょう。
我々の身支度は緑化テープを木の幹の太さを見て適切に切り木の固定したい部分にバンテージのように巻きます。
藤井聡太先生は次にようやく初手を指します。これが王者の気品と余裕なんでしょうか。
我々も追随しましょう。我々の初手はもちろんシュロ縄を巻いていきます。
初手の巻く方向は横です。
シュロ縄一本ではなく二本どりです。
注意点としてはとにかくギュウギュウに厳しく巻き付けるといったところですかね。
藤井聡太先生の終盤戦の詰将棋のように厳しくです。
厳しく3周程巻き付けたら縦方向に厳しく2周巻きます。大切なので何度も言います。厳しくです。
木と支柱の間にしっかりと食い込ませます。割を入れるとも言います。
そしていよいよ男結び(イボ結び)です。
割を入れたシュロ縄が手元にあると思います。それを片方ずつ左手と右手で持ってください。
左手の縄で「の」の字を描くように右手の縄を囲みます。
その状態を左手の人差し指と親指で持ちます。別の指で持つと緩みやすいです。
次は右手のシュロ縄を時計回りに一周させます。
時計で言うところの12時のところに来たところで先ほどの「の」の字の輪っかの中に通します。
左手の人差し指と親指で全ての紐を支えてください。
最後にシュロ縄を引いて締まります。
以上です。文章だと難しすぎますね。
そんなこんなで今回の植栽です。
枯れないか倒れないかなかなかドキドキなんですよ。
皆さんもぜひやってみてください。
ではまた明日!